Ay&Ty Style in Geneva #9 ->Audemars Piguet Archives/Restoration workshop
By : Ay&Ty StyleDay-2 の午後はバスを乗り換えて、ジュネーヴから北へ1時間。
Vallée de Joux(ジュヴ渓谷)のLe Brassus(ル・ブラシュ)に向かいます。
パテックフィリップ、ヴァシュロンコンスタンタン、ブレゲ、ジャガールクルト、ブランパンなど、錚々たるスイスのマニュファクチュールがジュヴ渓谷に工房や拠点を設けていることはよく知られていますが、その多くは、ジュヴ湖の南に位置するLe Santie(ル・サンティエ)と南西に隣接するル・ブラシュにあります。
しかし何と言っても、ル・ブラシュといえば、100年以上前からその中心に本社を構えるオーデマピゲ。
おしゃれなお弁当を食べながらのバス移動!
ル・ブラシュ、オーデマピゲ本社に到着。1907年に竣工の建物は、現在も本社として使われています。
雪が積もっていましたが、この日は幸い晴天。
本社社屋の左隣には、歴史的な資料が保存されているアーカイヴと、レストレーションのワークショップ(修復工房)の入った建物があります。この建物は、創業者、ジュール・ルイ・オーデマの生家であり、1875年の創業当時に工房として使われていたもの。
現在時計製作が行われているファクトリーは、同じル・ブラシュの少し離れた場所にあります。ファクトリーが工事中であったため、今回は、本社内のミュージアムでブランドの歴史の説明を受けた後、アーカイヴと修復工房を見学させてもらいました。
アーカイブには、リファレンス化される前の古い注文台帳などがずらり。
珍しい時計も見せていただきました。
小さな角形のミニッツリピーター腕時計
こちらは1955年ころに製作された、世界初のうるう年表示の付いた永久カレンダーの1本。
6時位置の月表示に48の目盛りが振られていて、4年で一周します。
うるう年専用のインジケーターが付くようになるのはこの後のこと。
比較的新しいミニッツリピーター
こちらは今でも良く見ますね。グランソヌリ カリヨン
杖の持ち手に懐中時計が埋め込まれた珍しいものも
続きまして、修復工房。
こちらはどんなに古いオーデマピゲも修復するマスターウォッチメーカーのFrancisco Pasandin氏
ミニッツリピーターのゴングの製作を見せていただきました。
ムーブメントの部品の仕上げに用いるジャンシャン
時には100年以上前の時計を修復することもあるそうです。
こうしたアーカイヴやレストレーションを見ると、歴史を持つマニュファクチュールに圧倒され、また、憧れをいたかざるを得ません。
次回訪問の際にはファクトリーもぜひ見学したいです。
この後さらに、ル・ブラシュ時計博物館、ヴァシュラン・モンドールのチーズ博物館を見学するなど、大満足のDay 2でした。
Day-3はいよいよF.P.ジュルヌの本社工房の見学と、ヴァガボンダージュ3との対面です!
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